中学受験を選択することは、小学校時代の友達と別れ、新しい仲間に出会い、一緒に新しい路線を走り出すこと。しかし、向かう先はお子さんの数だけあります。そして、乗り合わせた人たちと出会い、遊び、けんかし、学び、笑い、そして別れる。人は自分の目指す目的地に向かうまでに、たくさんの人と出会い、別れを繰り返します。その道中も存分に楽しみたいですよね。
「中学受験をする小学生が、最近は多くなっているよね」という話を母としました。私の家の近くには、私立中学があるのですが、先日、その中学で入学試験があったのです。その私立中学には私も通っていたのですが、家に近いというのが大きな理由でした。中学受験なしで進学できる学区内の中学校もあったのですが、その私立中学はクラブ活動が盛んで、校風がよいと聞いていたので受験をして入学したのでした。
中学受験を半ば強制的に受けることになり、僕の友人たちは皆、公立中学校への進学が決まっていたので、僕としては正直中学受験を受けたくはなく、また合格する自信も皆無で、不合格のときに恥をかくこと、父に怒られることばかり恐れていました。今思えば、この姿勢のまま中学受験に臨んでいたら先ず間違いなく不合格になり、父に怒られて、次の高校受験でまた更なる苦労をして、大学受験においてもひどい目にあっていたかもしれません。
中学受験といえば、小学生が受験のための勉強をするわけです。自分の小学校のときは地方だったせいもあって、受験勉強といえば、国立の中学へ行く特別な子どもだけでした。その子たちは少数で、大多数は地元の中学に近所の子と一緒にいくのが普通でした。
中学受験は、学歴偏重の社会に対応するために生まれてきたもののような気がします。でも、だんだん世の中の先が見えなくなってきた昨今、たとえば、一流大学を出て、一流会社に入社しても、その会社がどうなるかなど、どんなことが起こるかわからない世の中です。だからこそ、自分の能力、実力をつけておかなければならないのです。そのために、授業時間数の多い私立中学でしっかり学ばせたいという気持ちから中学受験が多くなるのかもしれません。