中学受験では、限られた出題範囲の中で、難解なパズルを解くような出題傾向に疑問を投げかける識者の意見もあるようですが、レベルの高い受験者の選考上やむを得ないという意見もあり、また、公立小学校ではまだ正式な導入が待たれている英語などの科目についても、多くの受験中学校で試験科目として採用しています。
中学受験が終わっても塾通いを続ける子供たちの場合、入学した中学は中高一貫校なわけですから当然高校進学目的ではなく、入った中学の授業について行くための補完指導を求めて通うわけです。というより、彼らにとっては学習塾が「部活」の意味を持っているようにも思われます。それほど楽しい学習塾なら中学受験だってちっとも苦にはならないでしょうね。私のように勉強そのものに恐怖感を抱いてしまう子供だった人間にはちょっと想像つきませんけれど。うらやましい話です。話は飛びますけれど、案外こういう環境から「真の学究の徒」が育って行くのかもしれませんね。
中学受験をする児童は同じクラス内で10人にも満たない程度で、全体の2割程度だったと思います。僕の通っていた小学校区は県下でも有名な文教地区で、今でも非常に教育熱心な地域です。だから公立中学校のレベルとしても高い方で、そのため受験人数はかえって低かったのかもしれません。その中でも頭に『合格』鉢巻を巻いて、小学校を休んでまで塾に通うほどの最前線には学年に5名ほど居ました。
中学受験のための勉強を小学生のうちにしておくと云うことは、まだまだ脳に知識を蓄えることが出来るチカラがあるときに勉強すると云うことなので、後々においても、勉強、受験に対する基礎学力を養います。中学受験では殆どの場合、小学校の授業以上の勉強を要求されるため、高度な学力を身につける良いきっかけとなるでしょう。
中学受験の人気の理由の二つ目は、有名私立中学のほうが学力をつけるのに適したカリキュラムであるという点でしょうか。有名校はその名に恥じない教育内容であるということですね。ただ、その教育の観点は、どこにあるのかは、各学校の特徴になると思えばいいのでしょうか。有名大学への合格率をもってよい教育というのか、個人の個性を伸ばすことでよい教育というのか、どちらの教育理念を選択するのかは、受験者に任されます。